あなただけの『色』は何ですか?
AIが個人に普及してきた現代においては
「周りの真似をしてツールを使う人」よりも
「その人にしか出せない色」を持っている人が
残る時代になる気がしている。

だからこそ
何を選ぶか
どう生きるか
なぜ、それを作ったのか?
その人の個性そのものが、
そのまま光になる時代が始まるんだ。
【神話断章|Luminaria × Lucidia】
まだ夜が完全には明けきらない境界の時間。
空は深い藍色のまま、遠くの地平だけが、かすかに白んでいた。

Luminariaは、掌の上に小さな光を灯しながら
その揺れを静かに見つめている。
その光は強くはない。
けれど、消える気配もなかった。
「これから、人はもっと“自分の光”を持つことになるわ」
Luminariaは、穏やかな声でそう言った。
「借り物ではなく、自分の内側から出てくる光を」
少し離れた場所で
Lucidiaは剣を膝の上に置いたまま、静かに座っていた。
まだ抜いてはいない。
けれど、その刃はすでに研ぎ澄まされている。
「光を持つということは、選ぶということだ」
Lucidiaは、低く、しかしよく通る声で言う。
「すべてを抱えたままでは、自分の光は濁る」
Luminariaは、少しだけ笑った。
「怖がる人もいるでしょうね。
自分の色を出すことは、隠れ場所を失うことでもあるから」
「それでも」
Lucidiaは静かに続ける。
「守るべきものが見えた者は、いずれ選ぶ。
選ばないままでは、生きられなくなる」
風が、ゆっくりと森を通り抜ける。
枝がわずかに揺れ、葉の間から、最初の朝の光が差し込んだ。
Luminariaの掌の光は、外の光と重なり、ほとんど見えなくなる。
それでも、そこに確かに存在していた。
「大きな光になる必要はないの」
彼女は静かに言う。
「その人の光であれば、それで十分」
Lucidiaは、ゆっくりと剣の柄に手を置いた。
抜かない。
ただ、そこにあることを確かめるだけ。
「個性とは、飾りではない」
彼女は言う。
「何を守るかを決めた、その結果だ」
空は、ゆっくりと朝へと移っていく。
境界の時間は、静かに終わろうとしていた。
あなたらしく生きて行こう
個性って、「どれだけ目立つか」というよりも
「何を大切にしているか」なんだと思う。
これからは、
上手に生きることより、
自分の光を、ちゃんと持っているか。
そんなことが、問われていく時代になる気がしている。

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