名作で流した涙は、世代を超えて受け継がれるもの

ことばの交差点

やたら、泣いていた休日。

まるで、誰かが僕の奥でそっと涙を流していたような――そんな日だった。
心のどこかで、誰かがそっと寄り添ってくれていたような気さえした。

何となくYouTubeでお勧めに出てくる動画を再生する。

そんな中、Vtuberたちが
過去の名作ゲームをプレイして涙しているものが
たくさんあった。

僕は現役でプレイしていたけど
それが若い世代の人たちにも響くのはとても嬉しいこと。

主にプレイされているのは
ドラゴンクエスト、ファイナルファンタジーなど。

過去にプレイした作品でシナリオを知っていても
誰かがプレイしているのを見て
また泣けるのって、すごいなと思った。

特に自分としては
ドラクエ11と、FF9、10の思い出が多い。

ドラクエは1~6(7は諦めた…)からいきなり11に飛んだけど
3ヶ月で100時間くらいプレイした。本当にハマった。
部屋で一人で何度泣いたか分からないくらい。

涙を流すことの意味

でもこれって…心が洗われるというか
魂が浄化されるというか、大切な時間だと思う。

涙って、つらい時だけではなく
心が「感」じて「動」いたとき=感動したときに
出るものだと思う。

画面の向こうで、彼女たち(Vtuber)は泣いていた。
でも、僕にとっては、もっと前から流れていた涙でもあった。

ゲームは、ただの遊びじゃない。
物語に感情を重ねて、いつか失くした気持ちを取り戻すもの。
そう信じてるから、僕はあの日、泣けたんだと思う

どんなに時が経っても
人が心動かされるシーンって共通なんだなと思う。

外国の方たちも
FF10のエンディングを見て号泣していた。
あれは…泣くよね。

ドラクエもFFも外国語に訳されて
世界中でプレイされている。

日本語と英語のニュアンスの違いを見比べるのも
また、面白い。

大人になって理解できる意味

またもう一つ。子どものころには分からなかった
人の感情、人生経験、理不尽さ、言葉の意味など…
大人になってから見ると、また違った気持ちを味わえるのもあるだろう。

子どものころは、とにかく先に進みたい一心でプレイしていたし
悲しいシーンを見たとしても「大変そうだなぁ」くらいしか感じなかったけど
大人になると理解できる場面が増えるから、どうしても涙腺が緩む。

今の時代は、「売れないといけない」」ということが先走り
こういう名作が減っていると思う。

今の時代には、あの頃みたいな【魂の記憶に残る名作】は少ない気がする。
もちろん、それは僕が歳をとったせいかもしれないけど。

もしかしたら、あの日そばにいた【誰か】は、
今も僕の中で、物語を共に見つめてくれているのかもしれない。

…そうして今日も、また一つの物語が、誰かの心に灯されていく。

……ところで、note記事から紗月に導かれて来たあなたへ。
実はこの記事の「ゲーム担当」は、あかねだったりします(笑)
(いつか紗月の記録も、また別の機会に…)

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